保存療法とは簡単に言うと「手術などを行わない治療法」ことです。フットケアの世界で保存療法というと、日々の生活習慣などで徐々に悪くなってしまった身体バランス(身体の歪み)を、カスタムメイドのインソールによって正しく矯正してあげようというものになります。
リフレクソロジーは反射区の刺激によって心身の健康を促進しようとするもので、フットケアは既にできてしまった足のトラブルの対処療法ということになりますが、インソールを用いた保存療法はそれらの根本原因をつくらないための技術です。
インソールとは簡単に言うと靴の中敷のことです。インソールには医学的見地からつくられたより機能的なオーソティクスというものがあります。このオーソティクスは自分足に合わせたオーダーメイドの中敷を入れることで、土踏まずや足の骨格、足首の関節を安定させ、身体の歪みを矯正するものです。リフレやフットケアでは骨の歪みまでカバーすることはできません。しかし、オーソティクスなら骨から身体のバランスを整えることができるのです。
また、オーソティクスは身体のバランスを整え、身体能力を上げることができるので、プロスポーツなどの競技のパフォーマンスの向上や、スポーツ障害の治療に用いられる技術でもあります。
オーソティクスはまずカウンセリングを行ってから、足裏のプリントを取り、センサーで加重のバランスを確かめ石膏で型取り、直立した時の足全体のバランスなどの映像をコンピューターで3D化し、最後は職人によって手作りされます。もちろん人それぞれ足の形は違いますし、抱えている悩みも違います。オーソティクスのプロフェッショナルには各個人の身体にピッタリとフィットする精密なオーソティクスづくりが求められます。
オーソティクスの先進国はカナダやアメリカです。確かに海外は家の中でも靴ですし、靴を履くという歴史が日本より長い分、フットケアなどの技術も進歩が早いんでしょうね。ちなみに日本人が靴を履き始めたのは江戸時代末期からと言われています。